2013年04月

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今年も春祭の季節になりました。

来る4/18(木)です。そして19日も神事があります。

運悪く、と申しますか、今年は天気が大荒れの異常気象で、大風、大雨がここ佐田町須佐の地で頻発し、被害こそなかったものの、桜の木々からは、花が散ってしまいました。

昨年、春祭の記事を書いたころには、写真のように桜が満開だったのですが……まあ、今年は、やたらと開花が早かったというのも、ありますが。

 

とはいっても、今日時点での天気予報をみる限り、祭当日の天気はそこまで悪くないようです。なによりです。

 

祭りのあらましについては、前回と同じです。

詳しくは、須佐屋ホームページ「須佐の郷と祭」の「春」

ならびに、須佐屋ブログ去年春分

須佐神社ホームページをご覧ください。

 

いえ、手抜きではなく。

毎年「変わらない」ということ。それは、「変える必要がない」ということであり、「変えてはならない」ということでもあります。

それが、伝統というものだと思います。

ちょっとした目新しさよりも、大事なものがある……この祭は、神事でもあるのです。

そして、この須佐の地の人々の、こころの拠り所・結束の場でもあるのですから。

それが、須佐神社の祭です。

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興味をもっていただいた方にたいして、私たち地元の民は、みな感謝の念を強く抱いております。

古い話になりますが、およそ20年前は、この(須佐神社の)祭は、地元では静かに受け継がれていたのですが、たとえば一般的な「祭」……といいますか、いまのような盛り上がりには、ぜんぜん欠けていたのです。

さびれていった、とまでは申しませんが、佐田町が過疎の一方をたどっていくに従って、祭は、お盆正月の二回くらいが、にぎやかになる……そういったものでした。

それが、ここ7、8年くらいでしょうか。

パワースポットとして、古代史ブームとして、須佐神社が注目されるようになってきました。

また、佐田町のすたれつつある文化・伝統を復興しようと、活動を熱心に行うような潮流は、地元には昔からありましたが、10~15年前あたりから、組織化し「かつてと同じくらい」の勢いにしよう、とまでになりました。

それらの動きが、いつしかひとつの大きな流れになっていきました。

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正直、佐田町の祭に、これほどまでにみなさまが興味関心を抱いていただき、来訪していただけるようになるとは、昔の私たちは、考えていませんでした。

それは「伝統を残そう」「佐田町の魅力を知っていただきたい」とする、各グループの努力とは、また別です。

つまり……ちょっとばかり、予想外の盛り上がりだったのです。

そしてそれは、純粋に、ひとつの「贈り物」という感覚があります。

神様・スサノオの? あるいは、出雲の地の「ご縁」というもの?

何にせよ、私たちは、その「ありがたい」という感覚を、決して忘れたくありません。忘れるはずがありません。

 

今年も春祭がやってきます。

祭の行われること自体は、例年と変わらない祭です。

けれど、「ありがたい」精神……冬の終わりと、豊穣の象徴としての神に対する感謝と、「縁」に対する感謝、今年も変わらずに、いつもの須佐の生活が営まれる喜び、それら一切に「ありがたい」と感じながら、私たちは、祭の準備をします。

昔から変わることがない、そうした営み。それを、変えようとは、「いい意味で」決して思わないのです。

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さらに今年は、須佐神社にとって、ビッグニュースがあります。

神社庁から、須佐宮司さんに、「浄階(じょうかい)」の位が授与され、その証として、従来の赤い衣から、黒い衣……「黒袍」を、身にまとわれることとなり、今回の祭は、そのお披露目でもあるのです。

(位と服装に関しての関連は、ウィキペディアのこの項をご覧ください。衣の詳細に関しては、このブログをどうぞ)

神職・神道における功績を称えられての職で、日本でも、このレベルに達した方は、そうはいらっしゃいません。それほどの位なのです。

須佐神社に関わる者にとって、何よりの喜びです。

……それは神職関連のひとだけでなく、地元の者は皆そうなのです。当たり前のことですが、このあたりの「喜びを共有する」「我がことのように喜ぶ」のは、他の場所……とくに都会では信じられないようでして。

 

これを祝して、地元有志は、紅白餅を奉納します。

また、参拝客にぜんざいを振るまいます。お茶席も例年通り振舞いがあります。

 

お越しいただけたらなによりの幸せです。

須佐屋一同も、微力ながら祭のにぎわいをお手伝いすると同時に、みなさまに「来てよかった」と思っていただけるような、おもてなしをさせていただきたいと思います。

 

……変える必要はないと散々申しましたが、

アクセス方法や、公共機関、お役立ちサービスなど、インターネットの有益な情報は、使っていきたいものです。

使えるものは使いましょう。そこは、変えていきましょう(笑)

というわけで、お役立ちリンク集です。ぜひご活用ください。

アクセス
http://www.susa-jinja.jp/contact/

はじまり案内所

http://www.shimane-hajimaru.jp/event/2012/12/25/post_968.html

出雲観光ガイド
http://www.izumo-kankou.gr.jp/1987

出雲國神仏霊場(アクセスマップあり)

http://www.shinbutsu.jp/49.html


※4/17日、写真を追加しました

 

 

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今年の第二十五回節分祭は、天候にも恵まれ、日曜日も重なって、
大変なにぎわいでした。
約3000人以上の参拝客であふれた境内は、身動きが出来ないほどで、
いつもなら沢山拾える福豆、福餅も、
少しずつしか行き渡らず、沢山用意されている茅ノ輪も、
午後には無くなってしまったそうです。
せっかくお参りいただいた方には申し訳なかったと思っております。
しかし、そのおかげで、地元は盛大に盛り上げてもらって、
嬉しいかぎりで有難いことです。

須佐は、地元が関わる祭りが、年四回、春夏秋冬と、季節が変わるたびに、
次の祭りと準備をしてゆきます。(詳細・スケジュール
古くから、何かイベント……
例えば、皆でする行事や、自治会でする草刈りでも、その後の会のことを、
「直会(なおらい)」という言葉を使って表現します。
通常、懇親会、お疲れさん会と言いますし、また実際もそのような意味合いですが、
この地方ではほとんどの人が直会と言います。
中学生でも、今日は試合が終わったら「直会だ!」とジュースで乾杯……といった具合です。

神道の本に
「祭の本義は神様をしかるべき神聖な場にお迎えをして山海の幸でもてなし、
祈りを捧げ、神託を授かり、最後に参加者と神様が一緒に食事をとる事を直会という……。」
と書いてあります。

直会という言葉がそのまま今も生きているこの地域の不思議さを感じるのは、
私たち(店主や家族)がIターンだからかもしれませんね。

その中で、節分祭実行委員会が主催する直会は特別で、

宮司さんをお迎えし、皆で直会をします。
ねぎらいの言葉をかけてもらう時は、一同に緊張が走りますが、
その後は楽しい宴が待っています。

皆、二月三日の節分祭の日に、休みを合わせ、準備をしてゆきます。
10分で終わってしまう豆まきですが、
終わればまた、来年の節分の話になります。
老いも若きも、ひとつのことを共に出来るのは、祭の力ですね。

祭の後の直会は、やはり、格別なものです。

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