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今年の第二十五回節分祭は、天候にも恵まれ、日曜日も重なって、
大変なにぎわいでした。
約3000人以上の参拝客であふれた境内は、身動きが出来ないほどで、
いつもなら沢山拾える福豆、福餅も、
少しずつしか行き渡らず、沢山用意されている茅ノ輪も、
午後には無くなってしまったそうです。
せっかくお参りいただいた方には申し訳なかったと思っております。
しかし、そのおかげで、地元は盛大に盛り上げてもらって、
嬉しいかぎりで有難いことです。

須佐は、地元が関わる祭りが、年四回、春夏秋冬と、季節が変わるたびに、
次の祭りと準備をしてゆきます。(詳細・スケジュール
古くから、何かイベント……
例えば、皆でする行事や、自治会でする草刈りでも、その後の会のことを、
「直会(なおらい)」という言葉を使って表現します。
通常、懇親会、お疲れさん会と言いますし、また実際もそのような意味合いですが、
この地方ではほとんどの人が直会と言います。
中学生でも、今日は試合が終わったら「直会だ!」とジュースで乾杯……といった具合です。

神道の本に
「祭の本義は神様をしかるべき神聖な場にお迎えをして山海の幸でもてなし、
祈りを捧げ、神託を授かり、最後に参加者と神様が一緒に食事をとる事を直会という……。」
と書いてあります。

直会という言葉がそのまま今も生きているこの地域の不思議さを感じるのは、
私たち(店主や家族)がIターンだからかもしれませんね。

その中で、節分祭実行委員会が主催する直会は特別で、

宮司さんをお迎えし、皆で直会をします。
ねぎらいの言葉をかけてもらう時は、一同に緊張が走りますが、
その後は楽しい宴が待っています。

皆、二月三日の節分祭の日に、休みを合わせ、準備をしてゆきます。
10分で終わってしまう豆まきですが、
終わればまた、来年の節分の話になります。
老いも若きも、ひとつのことを共に出来るのは、祭の力ですね。

祭の後の直会は、やはり、格別なものです。

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